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2012年04月26日 前へ 前へ次へ 次へ

独BI バイオ後続品を世界展開

 【マインツ=三枝寿一】独製薬大手ベーリンガーインゲルハイム(BI)は、特許の切れたバイオ医薬品の後続品(シミラー)の事業で抗体医薬品にターゲットを絞り、日本を含め世界市場で展開する。成長著しい抗体医薬は高い治療効果を期待できる半面、製造コストが高いことから高薬価になりがちで、医療費の高騰を招きかねない。先進諸国を中心に医療費抑制策が進行するなか、BIでは新薬に比べて価格の安いバイオシミラーの事業性は高いと判断、バイオ新薬の製造受託で培った培養技術を用いて特許切れ市場にも攻勢をかける。
 BIのアンドレアス・バーナー会長(写真)など経営首脳が日本のメディアと会見し、バイオシミラー事業の方針を語った。抗体医薬は2016年前後と20年前後に集中して特許が切れる。BIはそれぞれ5品目程度を開発し、投入する計画。米国、欧州、日本や中国などアジアで展開する。BI自身が販売するか提携を活用するのかなど営業戦略については「まだ決めていない」(バーナー会長)と述べた。


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