ブタジエン アジア需給再びタイトに
【シンガポール=渡邉康広】ブタジエンのアジア需給が再び引き締まってきた。台湾中油(CPC)で発生したブタジエン設備(年8万トン能力)の火災による停止や、マレーシアではタイタン・ケミカルズが今月下旬にブタジエンの生産(10万トン能力)を設備不調により10日間以上停止させる見通しなど、供給減少が見込まれるためだ。需要面では、減産を続ける合成ゴムメーカーが自動車タイヤ向けなどに増産期に入る。この間、ブタジエンは価格高騰などから引き合いが鈍くなっていたが、再び需給は引き締まることが予想され、アジア域内のスポット価格も再び1トン当たり4000ドルを目指す展開に反転しつつある。