石化協高橋会長 「最悪期脱した」が実需回復には時間
石油化学工業協会の高橋恭平会長(昭和電工会長)は15日開催した定例会見で、事業環境は「最悪の状態を脱したが、実需が弱く回復を実感できるほどではない」と慎重な見方を示した。高橋会長は米国の失業率改善、欧州におけるギリシャ支援の合意、日本でも株高や円高是正など改善の動きがあるとしながらも、「根本的な問題は解決していない」と語った。中国政府はバブル懸念を解いておらず、期待された春節明けの実需は「空振りに終わった」とした。また、日銀による金融緩和策は一定の効果が出ているが「経済全体の成長に向けた政策が必要」と強調した。