東大 タンデム型で11・5%の光電変換効率を実現
東京大学先端科学技術研究センターの瀬川浩司教授、木下卓巳大学院生、金載勲大学院生らのグループは、太陽光エネルギーに対する光電変換効率が11・5%と世界最高となるタンデム型色素増感太陽電池(DSC)を開発した。新たに開発した長波長領域で優れた光電変換特性を示す材料「DX1」をボトムセルに用いることで広い波長領域で高効率な発電を実現した。より高い変換効率を示すトップセルと組み合わせればさらなる向上も期待できるという。
瀬川教授らが開発した色素は、ターピリジル系ルテニウム錯体。ホスフィン配位のルテニウム錯体で、ルテニウムとリンが特殊な結合をとることで、長波長領域(近赤外領域)で優れた光電変換特性を示すと考えられるという。