インド 石化誘導品 多様化
【ニューデリー=渡邉康広】インドで新たな石化誘導品が相次ぎ企業化されそうだ。インド石油はBPと合弁で、グジャラート州バドダラの石油精製から派生する石油コークスを原料に酢酸の企業化を打ち出し、年100万トンという世界最大級の設備を2015年をめどに稼働させる計画だ。同社はこのほか、エチレンのダイマリゼーション技術を活用したブテン1の企業化も視野に入れている。リライアンスはグジャラート州ダへジの石油精製・石化コンプレックスでキュメン法によるフェノール30万トン新設を計画中。いぜん検討中の同州ジャムナガール製油所の川下で計画する石化計画では、酢酸や酢酸誘導品も企業化する方向にある。インドの石化誘導品はこれまでポリオレフィンが主体だったが、経済発展を背景に今後、石化需要の多様化が一段と進むのは必至。いぜん課題である計画の遅れが今後どこまで解消されていくのか注目される。