ポリオレフィン 中東から供給回復もアジア需要停滞
【シンガポール=渡邉康広】中東からポリオレフィンの供給が回復しつつある。1月下旬にサウジアラビアのアルジュベール工業地帯で停電が発生し、ポリオレフィンを含め石化設備の多くが数日間にわたり稼働停止を余儀なくされたが、現在までに大半の設備が通常稼働に復帰した。このため中国向けを中心に輸出が増加している。しかし中国の需要家は春節明け以降、引き続いて買い意欲が高まっておらず、市況も上値が重い状況。今年は中国国内の複数のポリオレフィン設備が定修などで一時稼働を停止する予定だが、中東からの供給増加がこれを上回り、需給バランスは一段と軟化する恐れがあり、予断を許さない状況が続きそうだ。