スマホの魅力
5年間使った携帯電話をスマートフォン(スマホ)に替えたら、アナログに戻れた。何のことかというと、手書き入力のことである。あの親指入力というのにどうしても馴染めずメールを打つのに苦労していたが、スマホが解決してくれた▼感心するのは、画面下部のマスになぐり書きする字を、ほとんど正確に捨って上部に表示してくれることだ。しかも速い。設定を最速にすると疲れるほどなので、一段階落として使っている。専用の手書き入力ペンも購入した▼思えば、液晶画面に表示していく活字は、キーボードで打つのが当たり前だった。修正の繰り返しで文章ができあがる。手書き入力していると、原稿用紙に記事を書いていた昔の感覚が蘇り、何か頭が活性化するような気もする▼もちろん、スマホにした本来の目的は情報端末として使うためで、これには非常に重宝している。ポケットに超小型パソコンを入れているようなもので、こういうのがユビキタス社会のツールなのだろうと思う▼インターネットにいつでもアクセスし、必要な情報を入手できる便利な時代になった。しかし情報は思考のための材料に過ぎず、貯め込むだけでは意味がない。結論は自分の頭で悩み導き出すことが大切である。薄っぺらにならぬよう、アナログの持つ良さも大事にしていきたい。