台湾プラスチックなど 中国で石化上流部門での投資検討
【シンガポール=清川聡】台湾企業が中国で石油化学分野への投資の検討を進めている。台湾プラスチックスグループ(FPG)および騰龍グループはそれぞれ、福建省古雷で中国石化(SINOPEC)とナフサクラッカーの合弁事業の検討をはじめた。近年、環境規制の厳格化により、台湾内におけるアップストリーム拡張が事実上不可能となった結果、台湾のアップストリーム企業は一つの選択肢として中国に活路を見いだした格好だ。今後、焦点となるのは石化アップストリームに対する投資を原則禁止している台湾政府の方針だ。一連のプロジェクトで生産される石化原料が台湾側に供給されることを中国側が認めた場合は、台湾政府は投資認可に動く可能性があるものの、中国側との思惑が交差して交渉が長期化する可能性もある。