進化するバイオ製品
先週開催されたエコプロダクツ展には750以上の企業や団体が出展、日本最大級の環境総合展らしい賑わいをみせた。会場を圧倒したのは小中学生で、ビジネス目的の展示会と雰囲気が異なった。主催者がバスで送迎を行い、授業の一環に組み込んだ努力の成果のようだ▼出展も子どもを意識した内容が目立った。日本化学工業協会は大型ブースを開設、実験体験に加えてキュリー夫人が登場した寸劇で人気を集めた。塩ビ工業・環境協会はリサイクル実例のほか、震災復旧に塩ビ製品の果たした役割をアピールした▼「バイオ」を切り口にした出展も多く、バイオプラスチックの着実な技術成果や実用化の進展を感じさせた。レジ袋大手メーカーの福助工業は、サトウキビを原料にするポリエチレン製レジ袋を出展した。レジ袋削減が環境改善につながるというのは風評被害に近い現象だが、レジ袋原料を多様化するとともに、CO2を減らそうとする取り組みを評価したい▼北村化学産業は熊本県阿蘇市と提携して古米原料のプラスチックを展示した。厳しい環境が続く農業や地域経済再生という視点からも注目されそうだ▼東洋インキは米ぬか油を原料にインキを商品化した。大豆油インキと違って100%国産が強みになろう。世界をリードするバイオ技術に期待したい。