東洋紡・包装用フィルム生産再編
東洋紡は、包装用フィルムの生産体制の再編に乗り出す。犬山工場(愛知県犬山市)に二軸延伸ポリプロピレン(OPP)の製造設備を新設する。国内で最大規模となる年間3万トン超の新設備を導入する方向で最終調整に入っており、来年6月までに正式決定する予定。投資額は約50億円となる見通しで、14年の稼働を目指す。新設備稼働にともない既存設備の一部を廃棄する方針で、総生産能力は現状の同約6万?から大きく増えないという。食品包装に多く用いるOPPフィルムは国内で安定した需要が見込まれる一方、業界では設備の更新時期が迫っており収益力強化が課題となっている。同社の増設が実現すれば業界では約10年振りの新設となる見通しで、競合メーカーが追随する可能性もある。