昭和電工 廃プラ由来アンモニア設備の活用を積極化
昭和電工は、川崎事業所(神奈川県)に持つ廃棄プラスチック由来アンモニア製造設備(写真)の利用を積極化する。以前から予定していたアクリロニトリル(AN)の廃液や副生物などに加え、来年からはクロロプレンゴム(CR)の端材を原料に用いる取り組みに乗り出す。同事業所内で出る廃棄物の処理費を圧縮するとともに資源の有効活用を通じて、コスト競争力と付加価値を高める。
同社は、ガス化した廃棄プラスチックを原料に用いるアンモニア「エコアン」を川崎事業所内で生産している。プラント内で破砕・熱処理を行った廃プラ中から取り出した水素を窒素と合成しているもので電力会社などからはグリーン調達品の認定を受けている。低温と高温の2段階の熱処理を通じて、廃棄物を水素と二酸化炭素と完全に分離するほか、廃プラに含まれる塩ビから塩素を抽出し、ソーダ原料にも用いている。