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2011年11月28日 前へ 前へ次へ 次へ

開幕するCOP17

 きょう28日、南アフリカ・ダーバンでCOP17(国連気候変動枠組条約第17回締約国会議)が開幕する。会期は12月9日まで。作業部会やいくつかの関連会合を経て、6日から閣僚級が参加するハイレベルセグメントが焦点▼京都議定書の第1約束期間は2012年末で終わる。次の枠組みを構築するためには待ったなしの場面だが、事前の盛り上がりはいまひとつ。米国や欧州は、深刻な状況に陥っている経済立て直しが最優先事項。相対的に気候変動への関心が薄れている▼もう一つの理由は、来年が"政治の年"にあたること。米国のほか中国、フランス、ロシアなどの主要国で選挙や指導者交代が予定されている。それまでは国益に影響する大きな政治判断ができないという訳だ▼とはいえ交渉は継続中。途上国は京都議定書延長を主張する。しかしこれは、地球規模でみて何のプラスにもならない。いま、議定書で削減義務を負う国のCO2排出量は世界のわずか26%。他方、中国はすでに24%を占めるまでになった▼すべての主要排出国が参加する枠組みの重要性、正当性を如実に示す数字だ。地球全体の温暖化防止に何が必要かは自明のことだろう。日本政府はダーバンで正論を主張し続けるはずだ。NGOからの"化石賞"は毎度お馴染み。何ら動じることはない。


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