アジア石化総崩れ 中国依存のもろさ露呈
中国での需要停滞を主な要因に、アジアの石化市場が総崩れの様相を呈してきた。年前半から不調が続いてきたエチレン系に加え、比較的堅調さを保ってきたプロピレン系が減速している。さらに、エチレンセンターの収益源となっていたブタジエンの需要が急減してきた。とくにブタジエンのスポット市況の急落は凄まじく、6月から7月にかけて1トン当たり4000ドルを超えた市況は、その半値以下となる同2000ドル割れ目前となっている。ブタジエンによる収益下支えを失う域内のセンターは、本格的な減産体制に入る可能性が大きい。中国頼みという市場の弱点が浮き彫りになっている。