国立がん研 バイオバンクの体制整備
国立がん研究センター(東京都中央区)は、がん患者の細胞や血液を集める「バイオバンク」の本格的な実施体制を整えた。集めた検体は遺伝子解析を通じて抗がん剤の効果予測やがんの原因究明などに研究利用できる。センター内だけではなく大学や製薬企業と非営利の共同研究も行っていく方針だ。
すべての新規患者を対象に血液や病理検査時の余剰試料を、遺伝子解析やがん研究に利用してよいか確認し、同意を得た患者の検体のみを集める。5月からバンクの本格運用を始め、これまで2561症例の検体を保管。センターでは年間8000症例ずつ検体が増えると想定している。