ニュースヘッドライン記事詳細

2011年09月22日 前へ 前へ次へ 次へ

タイ・SCG チャンドラ・アスリの株式30%を買収

 【シンガポール=清川聡】タイのサイアムセメントグループ(SCG)はこのほど、インドネシアの石化大手チャンドラ・アスリ・ペトロケミカルの30%の株式を買収、同社の経営に参画する。買収金額は約135億バーツ(約338億円)。SCGの経営参画により、チャンドラにおける懸案のナフサクラッカー新設および各種ダウンストリーム案件が急ピッチで前進することは必至だ。また、インドネシアでは、クロルアルカリメーカーのサルフィンド・アディウサハが売却に向けて調整を進めているが、買収に名乗りをあげていた韓国のハンファケミカルは売却金額7億ドルとみられる条件が折り合わず、事実上手を引いたもよう。これにより、SCGが事実上、同社を買収する最も有力な候補となった。チャンドラへの経営参画により、アップストリームの原料を確保して、サルフィンド買収により主原料エチレンから塩化ビニル樹脂(PVC)の一貫体制を整える戦略が現実味を帯びてきた。SCGがインドネシアに本格進出を決めたことで、SCGを軸に同国の石化産業が新時代を迎えようとしている。


Copyright(c)2010 The Chemical Daily Co., Ltd.