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2011年09月12日 前へ 前へ次へ 次へ

世界初の高分子溶融体シュミレーション 京大山本教授らが成功

 京都大学大学院工学研究科の山本量一教授と村島隆浩特定助教、谷口貴志准教授らは、計算流体力学法(マクロ)と高分子動力学法(ミクロ)の組み合わせによる「マルチスケールシミュレーション法」を用いて、円筒の周りを流れる高分子溶融体の複雑な流動挙動を再現することに成功した。現実の高分子材料のマクロな流動物性を、高分子鎖のミクロな性質から直接予測可能な方法を世界で初めて提案・実装したもので、計算科学と物理科学の両分野において非常に大きな進歩となる。2012年に完成するスーパーコンピューター「京」を利用することにより、大規模なシミュレーションも可能となり、新機能性材料の開発や物質科学のさまざまな分野への応用が期待される。〈図=円筒の周囲とその下流(右側)で絡み合いが弱まっている〉


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