終わりにしたい首相の若葉マーク退陣
なでしこジャパンのドイツW杯優勝の興奮は、今だ冷めやらぬ感があるが、選手は来年のロンドン五輪出場に向けたアジア予選に気持ちを切り替えている。女子は男子のような年齢制限がないうえ、出場国はW杯の16より少ない12、しかもアジア枠は2だけにW杯以上に厳しい戦いである▼同じ9月には、2014年のW杯ブラジル大会出場を賭けた男子のアジア3次予選も始まる。昨年の南ア大会ではベスト16まで進み、日本サッカーを世界にアピールしたが、ブラジル本大会出場までには多くの試練が待ち受ける▼先週終わった夏の高校野球選手権も地方予選を勝ち抜き全国の頂点に立つには、実力に加え体調管理、運などすべての条件が揃わないと勝利の女神は微笑まない▼これに対して、民主党代表選の勝利は、そのまま日本の首相につながる。まさに予選の結果だけで日本のリーダーを選ぶようなものだと不安を感じていたら、米国では来年11月の大統領選挙に向けて共和党の指名獲得レースが始まっている。こちらも本命不在のようだが、1年半近い政策論争によって候補者は鍛え上げられ、大統領挑戦者の資格を得る▼菅直人首相の「仮免許」発言には唖然としたが、この5年間「若葉マーク」のままで首相退陣という日本の悲劇は、終わりにしなくてはならない。