なでしこジャパンの快挙
18日の海の日は、早起きをして元気をもらった人が多かったことだろう。早朝4時からテレビにかじりついてサッカー女子ワールドカップを観たが、息詰まる接戦に何度も拳を握り、PK戦を「なでしこジャパン」が制したときは歓喜の声を上げてしまった▼強豪を破り続けた日本の勢いは凄まじく、神がかり的ですらあった。FIFA(国際サッカー連盟)ランキング1位の米国との決勝戦は危ない場面も多く劣勢にみえたが、日本は粘った。あきらめない気持ちの強さがひしひしと伝わってきた▼FIFA女子ワールドカップは1991年から4年に1度開催され、今回が6回目。これまで米国とドイツがそれぞれ2回優勝している。今回の日本の快挙には世界中が驚き、そして絶賛した▼オリンピックをはじめスポーツの国際大会は「国家の代理戦争」といわれる。なかでもサッカーはその熾烈さで筆頭にあげられる。中国のテレビは「日本チームが奇跡を起こした」と報じたが、まさに天が味方したような試合だった▼「大和撫子」は、日本人女性の凛とした美しさを讃える言葉である。なでしこジャパンは世界中に日本らしい強さも示してくれた。東日本大震災では日本人の秩序ある行動や忍耐強さが称賛されたが、世界は日本の復興に対する確信を強めたのではないか。