タイPTT アクリル酸を事業化 三菱化学が技術供与
【バンコク=渡邉康広】タイPTTグループは、アクリル酸を事業化する。高吸水性樹脂(SAP)の需要が紙おむつ向けを中心に拡大し、タイでも新たに進出する動きが出ている。PTTでは石油化学製品の多様化戦略の一環としてタイ初となるアクリル酸を事業化し、石化事業の収益基盤強化につなげる考え。SAPのタイ進出が見込まれる2014年までに年10万トン規模の新工場を建設する見通しだ。設備コストを大幅に低減できる新プロセスを実証中の三菱化学から技術供与を受ける方向で検討している。PTTは旭化成ケミカルズなどとのアクリロニトリル(AN)事業化を第1弾に、技術力の高い日本の化学企業との連携を強める方向にあり、日本に精通するパイリーン・チュチョッタウォーン新CEO(9月就任予定)のもと今後、連携が一段と拡大しそうだ。