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2011年06月23日 前へ 前へ次へ 次へ

アジア・中東の石化設備 建設遅れ・操業トラブル頻発

 【シンガポール=渡邉康広】アジア・中東の新しい石油化学設備で、建設の遅れや稼働後の操業に支障が出るケースが相次いでいる。シンガポールでは昨春に稼働したシェル・ケミカルズのスチームクラッカーの稼働率が上がらず、今年3月にフォースマジュール(不可抗力による供給不能)を宣言し操業を停止、総点検を実施した。同クラッカーは操業を再開したものの、稼働率は6ー7割。エクソンモービルケミカルの第2期クラッカーおよび石化コンプレックスは今年初頭の完成見込みだったが、来年後半にずれ込む見通し。インドや中東でも建設の遅れや稼働率が上がらないケースが増えている。メーカーの設計、建設、プロジェクト管理、運営・操業のノウハウが欠如しつつあり、エンジニアリングメーカーにこれらを「丸投げ」するケースが多く、問題の根は深そうだ。


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