東日本大震災化学大手 本社の節電対策・あの手この手
化学大手各社の東京本社関連における夏季節電プログラムがまとまり始めた。三菱化学は節電目標を政府要請よりも10%上積みし25%に設定。7月中旬から9月中旬まで、各フロアを輪番で閉鎖する方式で実質半日出勤体制とする。旭化成も東京本社の節電目標を25%とし、7月から9月までノー残業デーを実施。このほか、秋の祝日の振り替えなどで8月に10連休を実施したり、7、8月に4連休を予定するなど、あの手この手で本社の節電対策に取り組む。
福島第1原子力発電所の事故による電力不足が顕在化する恐れがある夏季期間に、産業界では政府が掲げる15%節電目標に対しさまざまな工夫で乗り越えようとしようとしている。いち早く計画を打ち出した昭和電工は、部分消灯やクールビズ期間の延長に加えて、6月16日から10月15日まで就業時間を1時間繰り上げる実質的なサマータイムを導入。また10月、11月の祝日を振り替えて、所定の休日と合わせて8月6日から15日まで10連休とする。
三井化学は7月の海の日、8月の旧盆時期に合わせて、それぞれ4連休として夏季休暇の実質拡大を行うほか、住友化学は千葉工場の自家発電が休止する9月に合わせて、本社で集中休暇を実施する。
節電目標を独自に25%に引き上げた三菱化学は、本社の運営を節電モードにする。フロアごとに午前、午後に分け閉鎖し、実質的に半ドンにする。その期間、本社で仕事をする必要がある社員は8階の共通フロアで業務を行う。期間は7月中旬から9月中旬とし、「詳細をこれから早急に詰める」(本社・広報室)。また7月1日から9月30日までの3カ月間、ケミストリープラザを閉鎖する計画。
旭化成は7月から9月まで、これまで隔週だったノー残業デーをフルに実施するなどの方策を打ち出している。