東海カーボン、LED向けなど好調で等方性黒鉛2割増強
東海カーボンは、等方性黒鉛の生産能力を増強する。田ノ浦工場(熊本県)でボトルネックを解消する工事に着手しており、2012年初めまでに2割程度生産能力を引き上げ、年産1万1000トン体制とする。12年年央からの増産に寄与できる見通し。発光ダイオード(LED)や太陽電池、半導体関連をはじめとする各種用途の引き合いが旺盛で、今後も堅調な需要が見込まれることから増産投資に踏み切った。同社は次の設備投資も計画を立案中で、海外を含めて可能性を追求していく。東海カーボンは等方性黒鉛の世界的大手メーカーの1社。田ノ浦工場に年産9000トン設備を保有する。昨年からアジア市場を中心に等方性黒鉛の需要は盛り上がっている。各社は稼働率を引き上げて需要増に対応しているが、それでも需給はタイトバランスに推移している。今回2割増強しても、早晩供給能力不足に陥る可能性があるため、さらなる能力増強も検討しており、海外拠点も含めて計画を練っている。