クラレ、ドイツでPVAを2.4万トン増設
クラレは14日、同社100%出資子会社であるクラレヨーロッパ(ドイツ・フランクフルト)においてポリビニルアルコール(PVA、ポバール)樹脂を増設すると発表した。2013年第1四半期の稼働を目指し、生産能力を現状の年間7万トンから同9万4000トンに拡大する。投資額は省エネなど合理化工事費用を含め約70億円。欧州市場におけるポバールの需要拡大に対応するもので、今回の増設によりグループ総生産能力は同25万8000トンとなる。ポバールは50年に同社がビニロン繊維原料として世界で初めて工業化した合成樹脂。水溶性などの特性を生かして、紙加工剤、接着剤、繊維糊剤などに広く使われているほか、液晶ディスプレイ(LCD)の基幹部材である偏光フィルムのベースとなる光学用ポバールフィルムとして世界的に高いシェアを有している。