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2010年12月22日 前へ 前へ次へ 次へ

日華化学、ポリエス繊維向け環境配慮型難燃剤を開発

 日華化学は21日、ポリエステル繊維向けに環境配慮型の新たなリン系難燃剤を開発したと発表した。化学物質審査規制法で「白物質」とされ、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)を含んだ臭素系に匹敵する高い難燃性を有する。また、有効利用率が高く、加工時の排水負担が低減できる。今後、加工安定性を検証しながら、2011年度中に供給体制を確立する計画。当初はカーシート用ポリエステル繊維を中心に国内外で展開する。13年度には5億円の販売を目指す。 ポリエステル繊維向け難燃剤としてはハロゲンを含む化合物が多用され、とくにHBCDは難燃性と耐久性に優れているためカーシートやカーテンなど幅広い用途に使われている。しかし、HBCDは難分解性のほか、生体への蓄積性が高く04年に第1種監視化学物質に指定され、今年9月には鳥類に対する長期毒性の調査が決定されている。日本自動車工業会や日本繊維産業連盟では期限付きで全廃に動いている。


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