RITE、CO2分離・回収コスト1トン1500円に低減へ
地球環境産業技術研究機構(RITE)は、CO2分離・回収技術の低コスト化に取り組む。CO21トン当たり1500円がターゲット。高分子膜による分離技術の高度化に取り組んでおり、膜メーカーおよびエンジニアリングメーカーと共同研究を推進中。すでに世界トップレベルのCO2透過性を実現しているが、目標達成にはさらに透過性を高める必要があるため、薄膜化などを検討している。今後は企業と技術研究組合を立ち上げ、実用化を促進したい考えだ。CO2回収・貯留(CCS)技術の実用化に向け不可欠なのが、1トン当たり7300-1万2400円といわれるコストの削減。この6割以上をCO2分離・回収コストが占めているため、RITEは化学吸収法、吸着法、膜分離法の高度化に取り組んでいる。化学吸収法については、CO2回収エネルギーを従来の約3分の2に低減する吸収液「RITE液」を開発し、高炉ガスからの分離・回収コストを半分の3000円にできることを確認している。