DSM、台湾AGIの株式過半を取得へ
DSMはコーティング向けをはじめとする紫外線(UV)硬化型樹脂事業などを手掛ける台湾のAGIコーポレーションの過半を上回る株式を取得する。UV硬化技術の幅を広げ、塗料やインキ向け樹脂事業を強化するのが狙い。AGIの2009年の売り上げは約9000万ユーロ。UV硬化型樹脂を中心に事業を展開している。DSMは粉体塗料用樹脂を中心とするコーティング原料を手掛け、UV硬化型の光ファイバー用コーティング材事業を展開しており、AGIを傘下におさめると技術や製品の幅を広げることになる。DSMの計画では、株式公開買い付けとAGIが発行する新株を取得して、AGIの51%の株式を取得する予定。約16.4%の株を所有するAGIの株主グループは、DSMに持ち株を売却することを確認しているという。株式の取得額は約4800万ユーロになる見通し。11年第2四半期には取り引きを終える予定だが、公開買い付けの状況などによってはAGIの株式の取得を取りやめる可能性もあるとしている。