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連載(中) チャイナプラス2014 ニーズ高度化 広がる商機
高機能・環境配慮がカギ
相次ぎR&D拠点整備
今年のチャイナプラスのキーワードは「環境」と「現地研究開発機能の強化」。欧米樹脂メーカーは相次いで中国でのR&D拠点新設・拡充を発表し、現地マスコミも環境製品や高付加価値製品への強い関心を示した。中国市場でもバルク品は飽和状態だが、環境対応製品やファイン・スペシャリティ品はなお高い需要成長が続く。こうした製品を現地で開発する流れは一層強まっている。
(中村幸岳)
◆確固たる成長基盤◆
樹脂コンパウンド大手の米ポリワンはチャイナプラスで、上海に高機能樹脂のR&D拠点を開設する方針を明らかにした。アジア2カ所にある既存R&D拠点を集約、自動車や包装材など工業用素材の開発機能を高める。「中国には高機能樹脂の強い成長基盤がある」(マーク・クライスト・アジア地域副社長)。R&Dも中国にフォーカスし、急拡大する需要に応える。
スチレン系樹脂世界大手のスタイロリュ―ションは、経営戦略の柱の1つに中国を含む新興市場への進出を掲げる。「中国は当社のメーン市場。さらに地位を強化したい」(ロベルト・グアルドーニCEO、左写真)。PSやABSの高付加価値化で市場や製品ごとのボラティリティーをヘッジし、ヘルスケアやインフラ分野での拡販にも取り組む。
ナイロン大手の蘭DSMも中国へのコミットメントを強めている。ナイロン4Tや同46、バイオベースの同410をLED部材や自動車部品向けに拡販。上海ではナイロン原料カプロラクタムや樹脂コンパウンドの生産能力を高めるとともに、「R&Dセンターで産学連携に取り組みニーズを取り込む」(イヴォ・ランスベルゲン・アジア太平洋エンプラ事業プレジデント)構え。
◆増強計画目白押し◆
米セラニーズは、南京で高機能エンプラPPSのコンパウンド生産能力を増強すると発表した。新ラインは今年末の稼働を予定しており、さらなる増強も検討する。中国では環境規制の厳格化にともなうエコカーの増加で、PPSの事業チャンスも広がるとみられる。他の樹脂も含め、今後「アジア全域で顧客支援を一層強化する」(マーク・オバール・アジア地域上級副社長)。
スペシャリティケミカルズ大手のクラリアント(スイス)は16年をめどに、中国で環境負荷の低い樹脂添加剤や高耐熱性有機顔料を増産する。上海と広州の技術支援拠点を拡充し、低環境負荷の有機顔料の開発も加速。クロム酸鉛(REACH規則で2015年5月からEU域内での使用が禁じられる)を含まない顔料の品揃え拡大などに取り組む。
米デュポンは樹脂製の太陽電池モジュール枠材を拡販する。「中国では今年、出力6〜8ギガワット分の太陽電池が導入される見込みで、成長余地が大きい」(同社担当者)。金属製に比べモジュールを軽量化でき、顧客のトータルコスト削減にも寄与する。家庭用や工場用モジュールなどを対象に拡販を目指す。
◆積極投資で応える◆
「我々の将来はアジアにある」(クラリアントのクリスティアン・コールパイントナー執行委員)。各社は高機能で環境負荷低減につながる製品の需要拡大に積極的な投資で応え、中国およびアジア市場重視の姿勢を改めて鮮明にしている。
(続く)