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2014年05月16日 前へ 前へ次へ 次へ

第一三共 庄田会長退任

 第一三共の庄田隆代表取締役会長が6月23日の株主総会後に相談役に退くことになった。また佐藤雄紀取締役と坂井学取締役がそれぞれ代表権を持つことが15日発表された。インド子会社のランバクシー・ラボラトリーズを年末に同国のサン・ファーマシューティカルズに売却せざるを得なくなった責任問題の終止符が庄田会長退任人事のように見える。
 第一三共がランバクシーを手放すのは、買収直前からの度重なるランバクシーの医薬品優良製造規範(cGMP)違反問題に対応できなかったとギブアップ宣言したようなものだ。買収額は4900億円だが、米食品医薬品局(FDA)からのGMP問題指摘後にランバクシー株式は暴落、約3600億円を減損処理するなど大きな痛手を受け撤収する。その責任問題がくすぶっていた。
 ランバクシー買収は当時社長だった庄田会長が成熟国、新興国両市場をカバーしようという複眼経営実現に向け、社内の主に第一製薬側の反対論を抑えて実現したもの。それだけに庄田会長への風当たりは強かったということだろう。
 森田清相談役は留任ということなので相談役2名というのも異例な人事だ。今回代表権を持つことになった佐藤取締役は旧三共、坂井取締役は旧第一製薬なので、代表権を持つのは中山譲治社長と合わせ第一製薬側が2名、三共側が1名ということになる。ただ、今回の新取締役候補は、内部昇格が眞鍋淳常務執行役員日本カンパニープレジデント兼事業推進本部長のみであり他2名は社外取締役ということに留意すべきかもしれない。


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