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2014年04月11日 前へ 前へ次へ 次へ

CPhI講演 協和発酵キリン河合弘行取締役

グローバル・スペシャリティファーマ実現へ

 協和発酵キリンの河合弘行取締役専務執行役員は10日、都内で開かれたCPhI(国際医薬品原料・中間体展)Japanで特別講演し、同社が目指す「グローバル・スペシャリティファーマ(GSP)」の実現に向けた取り組みなどについて語った。昨年から開始した2015年までの3カ年計画で「国内事業の価値最大化や欧米での開発を進める」ことで基盤を固め、16年からいよいよ「GSPのステージに入る」計画。

 講演で同専務は、同社のあるべき姿として「日本発の新しい価値の医薬品の開発」を行う企業体と説明。また強みのある分野に「フォーカスした医薬品開発」にこだわる姿勢も強調にした。得意のバイオテクノロジー駆使し、腎、免疫・アレルギー、がん、中枢神経カテゴリーに特化して世界を舞台に活躍する「GSP」が具体的目標となる。
 このための施策として、欧米での開発・販売体制の確立、グローバル製品の開発促進、トランスレーショナル研究・オープンイノベーション研究開発を推進。「買収した英製薬企業のプロストラカンと自社の米拠点で臨床開発のネットワークを構築するとともに、プロストラカンの欧米MR(医薬情報担当者)の活用ができる営業体制を整え、自社製品の欧米での販売に備えている」。
 開発パイプラインでは、国内で製品化した悪性リンパ腫向け抗体医薬「ポテリジオ」で海外開発を推進して製品価値の最大化を図る。また、くる病治療薬向けの抗体医薬「KRN23」、気管支喘息の抗体医薬「KHK4563」、乾癬に対する抗体医薬候補「KHK4827」など開発が進んでいる品目も多い。
 さらに同社では、持ち前のバイオ技術を生かして富士フイルムとともにバイオシミラー事業への進出も予定、グループ総力でコンパニオン試薬の自社開発にも乗り出している。「他社にないユニークな事業構造でGSPを実現する」ことを目指していく。


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