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CPhI 医薬原薬・中間体ビジネス最前線 No3
「存在感増す専門商社」
後発薬狙い、領域広げる
製薬産業において急速に拡大するジェネリック医薬品(後発薬)業界。メーカーによる投資ラッシュが続くなか、化学品商社各社が存在感を強めている。商社機能をフル活用して海外から競争力ある医薬原薬(API)の調達ビジネスを拡充するほか、受託包装や製剤などサービス業務の領域拡張を進めている。さらには、海外市場向けにAPIや製剤の輸出などを視野に入れたグローバル展開も本格化してきた。
海外品調達ニーズ
後発薬メーカーは海外のAPIなどを求め外部調達を積極化している。これに対応し専門商社各社は低コスト、高品質、安定供給をキーワードに輸入ビジネスを推進。厚労省調査によるとAPIや中間体の海外調達比率は約60%を占めている。さらに政府が掲げた2017年度までの後発薬普及目標は60%であり、一層の海外品の需要拡大が見込まれる。
こうしたなかでAPI専門商社のコーア商事では「後発薬向けの安定供給ニーズが高まっており、既存後発薬向け第2ソースの提案など複数購買、また先発薬APIの切り替えなどについても引き合いが増えている」とし、欧州や中国、韓国などに加え、インドなど調達先の拡充を図る。
相次いで積極投資
また、イワキはインドのグレンマーク・ジェネリックスと提携。高度高齢化社会を背景に高血圧や高脂血症、糖尿病といったプライマリーケア分野を狙って三洋貿易は米国アセトと、ハイケムは中国メーカーと、エア・ブラウンはインドのオーロビンド・ファーマと提携するなど、各社の強みを生かしてAPIビジネスに名乗りを上げている。
高付加価値なアイテムを主眼とした差別化戦略として、カネダは年に都内に高い薬理活性物質を取り扱える品質管理施設を建設し、抗がん剤や抗生剤、ステロイドなどを主体に展開していく。このほどベルギーのユミコアPMCと提携し白金系抗がん剤の販売も開始した。伊藤忠ケミカルフロンティアは神奈川県に自社試験施設を保有、年間5品目を目標に新規投入に取り組んでいる。
一方、メーカー機能を拡充し、受託事業への取り組みも加速している。コーア商事は横浜市の本社近隣に輸入製剤の包装工場を建設したほか、受託分析センターを拡充した。イワキは子会社の岩城製薬が蒲田工場でライン拡充を、静岡工場では合成ラインをそれぞれ増強。三谷産業は日医工との合弁(アクティブファーマ)で富山市八尾町に新工場を建設しており、近く完成する。こうしたグループ製造部門や委託生産先などとの連携を強化し、APIや製剤輸入、受託分析業務、剤形変更や包装まで、多様なニーズに対応できる体制構築を急ぐ。
グローバルに商機
海外展開では、CBCが06年に完全子会社化した伊プロコス社でこのほど増強計画を具体化した。また、ダイトは国内子会社(大和薬品工業の本社原薬工場棟)とともに、中国で新製剤工場を建設中で、年央にかけて相次ぎ竣工する。総合商社では住商ファーマインターナショナルや伊藤忠ケミカルフロンティアなどが事業化するが、グローバルネットワークを強みに「国内で競争力があるAPIや製剤輸出に取り組んでいく」とし、グローバル展開で新たな商機を狙っていく。