2013年10月の記事を読む
2013年9月の記事を読む
2013年8月の記事を読む
2013年7月の記事を読む
2013年6月の記事を読む
2013年5月の記事を読む
2013年4月の記事を読む
2013年3月の記事を読む
2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む
電子商取引を活用した新興市場開拓
成長を続ける新興国市場の開拓は事業者向け(BtoB)製品のみならず、消費者向け(BtoC)商品でも急がれている。日本の優れた商品は中国でも人気があるが、現地に販売拠点を確保するにはリスクが大きいという企業も多い。そのような企業にとって、電子商取引(EC)を活用することは有効な選択肢となろう。
インターネットの普及によって急速に市場が広がったEC。経済産業省の調査によると、2012年のBtoBビジネスの国内市場規模は262兆円(VAN専用回線、TCP/IPプロトコルを利用しない従来型EDIも含む)に拡大している。建設・不動産業、広告・物品賃貸業の伸びが目立つが、繊維・日用品・化学や輸送用機械など製造品分野も大きな市場となっている。
これに対して日本国内のBtoC-ECの市場規模は9・5兆円にとどまるが、前年比13%と伸び率が大きい。市場規模の正確な把握が難しいBtoB-ECに比較して調査の精度は高いとされ、コンシューマー商品の販売ツールとして定着してきたようだ。
経産省では日本・米国・中国を対象に越境ECも推計した。それによると、日本の消費者が米中から越境ECによる購入額は155億円で、ほとんどは米国からだ。これに対し米国の消費者は日中から757億円、中国の消費者は日米から2868億円の購入を行っており、中国のEC普及が予想以上に広がっているという実態が明らかになった。日中間では中国側の購入額が1199億円に対し、日本側は5億円にとどまる。
さらに、20年時点のインターネット利用率、EC利用率および越境EC利用率を想定して市場規模の予測を行った。それによると、中国の日米からの購入額は最大で2兆1000億円に膨らむ。米国から1兆2000億円、日本から9400億円を購入が見込まれ、米国や日本の購入額を圧倒する。
中国の消費者が日本からECを使って購入したいと考えている商品は「衣料・アクセサリー」「書籍・雑誌」「医薬・化粧品」が上位を占めている。政府が先頭に立って海外展開に取り組んでいる"クールジャパン"ビジネスの中核に位置付けられるものだ。
同時に日本の高品質商品やコンテンツを海外の消費者にアピールするためにソーシャルメディアの活用も重視すべきだろう。購入に際して比較、検討するツールとしてテレビや雑誌・新聞など従来型メディア以上の影響を与えていると言われる。相乗効果を生み出す市場開拓戦略に知恵を絞ってもらいたい。