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2013年06月07日 前へ 前へ次へ 次へ

BASFが、アジア投資を・・・  

 BASFが、アジア投資を一段と高いレベルに引き上げる。2012年を目標年次としてきた長期経営計画の実績を踏まえ、20年までにアジア・太平洋地域に100億ユーロを投資する計画を打ち出している。この地域で高い成長が続く自動車、建材、塗料など重点市場に投資し、事業基盤をさらに強固なものとするのが狙いだ▼同社は、90年代からアジア投資を本格化、中国・南京でフェアブントと呼ぶ統合拠点を構築した。これには、後に8年にわたってトップを務め、世界最大の化学企業に押し上げた立役者であるユルゲン・ハンブレヒト氏が香港に常駐して陣頭指揮をとった。マレーシアではC3コンプレックスも構築。欧米企業のなかでもアジアにおいて突出した存在感を持っている▼今回の成長戦略ではアジアの自製比率を12年目標の70%から20年に75%へ引き上げ、サプライチェーンをさらに充実させる。注目されるのは研究開発で、陣容を現在の800人から3500人に引き上げる点だ。一貫した体制の構築を目指している▼アジアに成長を求める日本の化学産業は、こうした世界のメジャーと競合してゆかねばならない。トップが現地に腰を落ち着けて研究開発からの一貫体制で事業を構築する。新しく会社をつくるくらいの気概がないとメジャーの背は遠のくばかりだ。


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