2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む
経産省 技術戦略マップ トップダウン型へ 抜本見直し
「政策課題」「対策技術」柱に、分野ごとに横串テーマも
経済産業省は、「技術戦略マップ」を抜本的に見直す。従来はボトムアップ型で「技術集」的な要素が強かったが、具体的な政策課題と対策技術をパッケージ化して解決の道筋を示すトップダウン型に転換する。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が事前調査を始めており、年度内に方向性を固めて2013年版から段階的に切り替える。
※最新動向を把握※
技術戦略マップは国家的に重要な産業技術を俯瞰するもので、同省がNEDO、産業技術総合研究所と連携して06年から作成している。毎年、各分野の専門家延べ800人以上が更新作業に参加している。
同省にとっては最新科学技術動向を把握し、研究開発プロジェクトなどの企画立案の基盤となる。産学官で重要課題克服の中長期シナリオや方向感、時間感覚などを共有するツールとしても活用され、異分野・異業種間のコミュニケーション加速にも寄与している。
これまではロボット、医療機器、半導体、ナノテク、グリーンサステイナブルケミカルなど31の分野(2010年版)ごとに、(1)導入シナリオ(2)必要技術の俯瞰マップ(3)重要技術のロードマップ―の3層構成。日本が持つ技術を積み上げたかただった。
※5分野に再構成※
新しい技術戦略マップは「技術辞書」と「技術戦略」の2部構成とする。縦割り的技術戦略ではなく、技術分野横断的に課題解決型のシナリオを構築するのがポイント。情報の海外流出防止の観点から原則非公開とし、技術戦略は概要版、技術辞書は限定配布版を作成する。
技術辞書は現行の約30の技術分野を機械、情報、化学、材料、バイオの5つ程度に再構成し、それぞれにエネルギー、環境、医療、基盤技術などの横串テーマを差し込んで全体を俯瞰する。それにより各技術の開発、実用化の見通しを客観的に整理する。分野ごとにバラバラだった目標年次や編集方針を統一し、情報の探しやすさ、使いやすさに配慮する。
※優先順位つける※
技術戦略は政策課題を細分化して優先順位付けし、それに対する技術領域を具体的に設定する。これを「戦略領域」として課題に対する技術の重み付けを行い、発展シナリオを関連政策、社会環境の変化の見通しと合わせて記載する。
例えばエコマテリアル戦略領域では省エネ、省資源という政策課題に対し、構造材料、機能性材料、バイオマスなどの技術を設定、有望視される技術の研究開発プロジェクトを立ち上げる。長期にわたる国家プロジェクトはシナリオへの記載を予算化の条件とし、技術戦略をもとに事前・事後評価を行い進捗を管理する。
新版の策定・更新を進めるうえでは関連学会のほか、文部科学省、科学技術振興機構とも連携、オールジャパンで技術を共有し、エネルギー・環境問題やライフサイエンスの重要課題解決の道標とする。
(了)