臭素系難燃剤HBCD 中国市況が急騰
臭素系難燃剤の1つであるヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)市況が急騰している。独エボニックのシクロドデカトリエン(CDT)プラント事故で原料供給が滞ったため春頃から先高観が強まり、一挙に価格が上昇。ピークには事故以前の2倍の値をつけた。足元は中国メーカーがエボニック以外からCDTを入手し、生産を再開し始めており、取引価格も若干下げているが、このCDTの供給がどこまで継続するかは不透明。一方、ケムチュラは、ダウ・ケミカルから技術ライセンスを受けたHBCD代替品の提案を強めているが、ピーク時の市況は代替品の価格を上回る水準に達しているため、今後、代替品へのシフトが急速に進む可能性もある。