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2012年08月16日 前へ 前へ次へ 次へ

世界に誇る大塚国際美術館

 夏休みを利用して、東京から神戸・淡路島経由で四国に渡った。うずしおで有名な玄関口の鳴門には、風光明媚な海岸風景の中に大塚国際美術館がある▼入館すると、とにかく驚く。古代壁画から、世界25カ国・190もの美術館が所蔵する現代絵画まで、西洋画1000点余が、オリジナル作品と同じサイズの陶板で再現されている。オリジナルは経年劣化するが、陶板に複製された作品は1000年や2000年のスパンで"品質保証"されるという▼圧巻はなんといっても、システィーナ礼拝堂を再現したホールの天井画「天地創造」。しばしぼう然と見上げてしまう。ダヴィンチの「最後の晩餐」の修復前と修復後を比較できる展示や、モネの睡蓮の屋外展示と睡蓮の池の再現もある▼時代順に作品を見て回ると、人間の"描写の進化"を一大絵巻を見るように目の当たりにできる。印象派の色やタッチがいかに画期的だったか。そんなことも頭ではなく実感としてわかる。そして歩き終われば、いっぱしの美術通だ▼大塚グループのメセナ活動の一環として1998年に設立されたこの美術館、同じ徳島の阿波踊りとともに、日本が世界に誇りうる貴重な文化資産だといえる。ショップには、初代パッケージの「ボンカレー」も並べられ、松山容子さんがあの笑顔で見守っていた。


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