ハイドロキノン 需給タイト化懸念
【シンガポール=清川聡】三井化学の岩国大竹工場(山口県)の事故の影響により、アクリル酸やメチルメタクリレート(MMA)、アクリロニトリル(AN)、高吸水性樹脂(SAP)などの重合禁止剤などに使われるハイドロキノンの需給タイト化が進んでいる。世界の主だったメーカーは軒並みフル稼働を継続。三井化学は5〜6月に定修を予定していたため一定の在庫を確保しているが、7月以降は出荷が厳しくなるとみられる。現時点でアクリル酸メーカーなどは通常の操業を継続しているが、サプライヤー側は「増量要請や新規顧客への対応は厳しい」と口を揃える。