住友精密 中国市場開拓に拍車
【上海=白石孝祐】住友精密工業は、中国での事業展開を拡充する。10年に立ち上げた上海拠点・住友精密工業技術(上海)有限公司では、ごみ処理場関連、上水関連、排水関連など環境システム事業を軸に中国市場開拓を進めてきた。「各事業部とも中国への注目をさらに高めている」(同社)なか、寧波(浙江省)合弁で生産する油圧ポンプの営業やオゾン技術の半導体分野への展開、液晶、半導体向けMET(マイクロ・エレクトロニクス・テクノロジー)事業など上海法人設立当初の構想通り事業分野を拡大している。一方、環境システム事業では5月に、ごみ処理場滲出水処理技術が、各地の設計院関係者など専門家の検討会で関連法規の要求をクリアする技術として認証された。「すでに各地から十数件の引き合い」(同社)があり、今回の認証取得を足掛かりに採用拡大につなげる。