SABIC―SINOPEC トリニダードで石化計画
【シンガポール=渡邉康広】サウジ基礎産業公社(SABIC)と中国石油化工(SINOPEC)は、トリニダード・トバゴでメタノールを原料にオレフィンおよび石油化学製品を製造するプロジェクトに乗り出す。53億ドルを投じてメタノール設備のほか、メタノール・トゥ・オレフィン(MTO)、メタノール・トゥ・ペトロケミカルズ(MTP)の各種設備を建設する計画で、ガス価格など詳細の詰めを現地政府と進めている。トリニダード・トバゴは豊富な天然ガスを基盤に液化天然ガス(LNG)を米国など各国に輸出しているが、最大輸出先の米国でシェールガス開発が進み、産業構造の転換に迫られている。同プロジェクトをテコに、天然ガスの有効活用と産業の多角化・高付加価値化を急ぐ狙いだ。