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2012年03月28日 前へ 前へ次へ 次へ

島津製作所 次世代型SPM初号機を納入

 島津製作所は、次世代の走査型プローブ顕微鏡(SPM)システム開発で、探針(プローブ)が検出するノイズを大幅に低減させた周波数変調方式(FM)の原子間力顕微鏡(AFM)の初号機を大学・企業および公的研究機関向けに納入した。現行のSPM-9700をベースに測定部分を新設計し、さらに周波数変調方式を従来の振幅変調(AM)から、よりSN比の低いFM方式に変更したもの。理論限界値にまで低ノイズ化を達成したことにより、固体表面に接する水の水和構造(アイス状構造)の画像化にも成功した。液中での観察が可能なため、生体表面での挙動、薬物動態から界面活性剤、ポリマー開発などの研究領域での応用が見込まれる。水和構造については、観察方法がないことから研究が進んでいないが、独自のFM-AFM方式として観察手法を実用化したもので、同SPMが同分野でのディファクトスタンダードとなることも見込まれる。


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