タイ・ロジャナ工業団地 日系企業 6月頃に生産再開
【シンガポール=清川聡】昨年タイで発生した大洪水の影響により、操業停止を余儀なくされた企業が復旧に向けて着々と準備を進めている。とくに被害が深刻だったロジャナ工業団地では、旭化成ケミカルズが6〜7月をめどに樹脂コンパウンドの全面生産再開する見通しとなった。また、フィルムタックを生産する日栄化工も6月頃をめどに生産を再開する予定。ホンダも水害にあった生産設備の入れ替えを順次行っており、一部で試運転を開始。3月末から稼働を開始して4月から本格生産に入る。その一方で、一部で被災企業がそれまでと同じ災害保険への加入が認められないケースや、新規災害保険の補償金額が減額される可能性があるという。加えて、被災企業に対するタイ政府の労働手当ての支給が遅れるなど、いぜんとして企業側には厳しい状況が続いている。