PX アジアで品不足
【シンガポール=渡邉康広】パラキシレン(PX)の品不足がアジアで鮮明になってきた。旧正月が終わり中国など主要市場からの引き合いが増加する一方、シンガポールやタイ、インドネシアなどの主要設備が相次ぎ不調に見舞われ、供給が追い付いていないためだ。このため代替ソースとして日本や韓国からの輸出が急拡大しているが、「こうした極東アジアからの余剰玉もほぼ底をつきつつある」(市場関係者)という。足元のバランスは極度に引き締まっており、PX設備の不調が長引けば中国などの高純度テレフタル酸(PTA)やポリエステルの生産にも影響が及ぶのは必至だ。