サイアムセメント 5年で約25億ドルを化学分野に投資
【バンコク=清川聡】タイ素材大手のサイアムセメントグループ(SCG)は、タイ国内外で化学事業を大幅に強化する。SCGは向こう5年で50億米ドル(約3830億円)をASEAN(東南アジア諸国連合)で投資する方針を打ち出しているが、その内約25億米ドル規模を化学分野に投じる見込みだ。本紙の取材に応じたSCGのカン・トラクルフーン社長兼CEO(最高経営責任者)が明らかにした。カンCEOは化学分野の成長戦略としてタイ国内では高付加価値を追求、海外ではM&A戦略を推進する方針を強調。とくに重点戦略に位置付ける「グリーンプロダクト」を拡充するため、「付加価値をもたらす技術力を有する日系化学メーカーとの協業」(カンCEO)を視野に入れる。こうした製品・技術開発のため、2012年にはR&Dへの投資を20億バーツ(約48億円)、15年には50億バーツ(約120億円)に拡大、15年までにグループ全体売り上げの3分の1をグリーンプロダクトから創出する。