11年のエチレン生産 700万トン割れ
2011年のエチレン生産量は700万トンを下回るのはほぼ確実の見通しだ。1~10月の累計生産量は561万トン。残る11、12月の2カ月で昨年並みの127万トンを生産しても700トンには届かない。10月後半からエチレン減産幅を広げており、世界金融危機の影響で大幅な生産数量減となった08年実績を下回る可能性もある。11年は東日本大震災によるエチレン設備の停止、円高による汎用樹脂の輸入増があり、秋以降は欧米、中国の需要停滞の影響が顕在化している。日本の石化産業は高機能化、差別化をいっそう急ぐことが求められている。