シンガポール 医療関連産業の集積進む
【シンガポール=清川聡】シンガポールでバイオメディカル・医療機器分野の投資が活発化している。米製薬大手メルクは先頃、シンガポールのトゥアス拠点における生産設備の更新・最適化に対して向こう10年間で2億5000万米ドルを投じる計画を打ち出した。さらに同社はシンガポールにおけるR&D機能の強化に対して7億シンガポール(S)ドルを投じる予定。今年に入り、その他の欧米大手や関連産業による投資の具体化が進んでいる。DKSHは今年、ヘルスケアなどを対象とした新物流センターを開設したほか、メニコンはR&Dセンターを併設した使い捨てコンタクトレンズ専用工場を新設。また、来年にはスイスのロンザがシンガポールでバイオ医薬品の受託開発ラボを開設するなど、アジア太平洋地域におけるバイオ医薬・医療機器各社の戦略拠点としていよいよ開花しようとしている。