甘草価格 ピークで昨年比2倍に
【上海=白石孝祐】甘草価格のトレンドが激変しつつある。今年の価格は昨年比で50%以上上がっており「ピーク時は2倍に高騰した」(業界関係者)。中国の主産地である新疆ウイグル自治区や内モンゴル自治区での天候不順に加え、綿花が極度に高騰するなか収穫に当たる労働力が綿花に引っ張られたことにより「収穫量がほぼ半減した」(同)。労働力確保のため賃金も上昇しており、品不足とあいまって価格を押し上げている状況。中央アジアでも産出するものの、供給ひっ迫から中国の需要家がソースを求め、こちらもタイトとなっている。中国の希少植物保護機運もあり、来年以降も価格下落は望み薄で、需要家にとっては安定確保が最優先課題となりそうだ。