ニュースヘッドライン記事詳細

2011年07月22日 前へ 前へ次へ 次へ

三菱化学 ブドウ糖からブタジエン

 【バンコク=渡邉康広】三菱化学はグルコース(ブドウ糖)を原料にバクテリア技術を駆使してプロピレン、ブタジエン、1・4ブタンジオール(1・4BD)、テレフタル酸、コハク酸を製造する技術の実用化を視野に入れる。今年に入り相次ぎ提携または出資したカナダや米国のベンチャー企業とも連携し、コハク酸、1・4BDで先行させるのに続き、中長期的な供給不足が予想され現在市況が1トン当たり4000ドル以上に高騰しているブタジエンについても「少なくとも2000ドル以下で製造できる」(石塚博昭代表取締役専務執行役員)と自信を示しており、日本のバイオ研究所でのブラッシュアップに拍車を掛ける。バクテリアを駆使しグルコースから直接モノマーを製造する新技術は、ブタジエンなど石化由来の一部モノマーにおいてコストでも大きな優位性を見いだしており将来、石化産業の地図を塗り替える可能性があり大きな注目が集まる。


Copyright(c)2010 The Chemical Daily Co., Ltd.