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2011年07月22日 前へ 前へ次へ 次へ

石化協高橋会長会見 秋以降の製品需給に不安表明

 石油化学工業協会は21日、定例の首脳会見を開催した。高橋恭平会長(昭和電工会長)は、秋以降の石化製品需給は自動車生産が本格的に立ち上がることが貢献するものの「中国の需要低迷が続いており、国内の電力不足、政治動向も消費心理にマイナスに働く」として懸念を表明した。
 高橋会長は、東日本大震災から4カ月経過し、サプライチェーンもかなり回復してきたが、日本経済には不安がある、と述べた。「自動車生産が操業が止まっていた分も取り戻そうと動いている」と明るい見通しがある一方、電力使用制限が関西電力管内にまで広がったことに関し、需要業界でコストアップや消費マインドの低下につながると指摘した。
 海外市場も欧州の通貨不安、中国の金融引き締めによる需要低迷のために盛り上がりに欠けているとし、米国の金融緩和の効果や中国の需要回復がいつごろ表れるかに注目しているとした。円高については、70円台が定着してきた感があるとし、「このまま放置すると海外への拠点シフトがいっそう進む」として是正に動く姿勢のない政府当局に強い不満を示した。


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