フェノール アジア・中東で相次ぎ新増設
【シンガポール=渡邉康広】フェノールの新増設がアジア・中東地域で相次ぐ見通しだ。フェノールはポリカーボネート(PC)樹脂の粗原料向けが主力だが、スマートフォンの普及などを背景に電子材料向けの伸びが見込まれるほか、カプロラクタム(CPL)原料向けが急拡大する可能性があるため。香港に本拠を置くキングボードが、リーマンショック後に白紙化していた新設計画を再開させたほか、住友化学はサウジアラビアのラビグ2期計画でフェノールからCPLまで一貫計画を検討中。また三井化学でもCPLのフェノール法拡大などをにらんで、中国またはシンガポールでの次期計画を検討している。