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2011年06月20日 前へ 前へ次へ 次へ

中国石化市場が減退 PEは今年マイナス成長も

 【シンガポール=渡邉康広】アジアの石油化学製品の需要が減退している。最大の市場である中国で購買意欲が減退しているためで、インフレ抑制へ中国政府が金融引き締め政策を強化していることが背景にある。ポリオレフィンは「ここ2カ月強で在庫が過去最高水準に達している」(日系商社)状況。このため昨年に前年比13%増の1700万トン強の市場に成長したポリエチレン(PE)は今年、マイナス成長に転じる可能性も出てきた。石化製品のアジア市況はブタジエンを除き総じて下落基調にあり、原油・ナフサ価格の下落水準を大きく上回っている。このためアジアのナフサクラッカーや主要な誘導品設備はスプレッドが大きく悪化しており今後、減産幅を拡大する可能性がある。


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