古河電工、台湾でLiB負極用の銅箔生産へ
古河電気工業は、リチウムイオン2次電池(LiB)負極の集電体に用いる銅箔の生産で海外進出する。同社は1日、台湾に100%出資子会社を設立し、2012年9月から新工場を立ち上げると発表した。投資金額は69億円。月産能力500トンを確保する。電力料金が安い台湾で製造することでコストを抑える。国内の今市工場(栃木県)でも現有設備の改造によって能力を増強。日台合計で現状比約3倍の同1500トン体制を構築する。増強分の8割は車載用の生産に活用する。同社はLiB用銅箔で40%以上の世界シェアを持つトップメーカー。今後、ユーザーをさらに開拓して60%まで引き上げる。古河電工は、今市工場に月産能力550トンのLiB用銅箔ラインを持つ。実生産の7割は携帯電話やパソコンに搭載する民生用LiB向け。3割は電気自動車やハイブリッド車向けといった車載用となる。車載用のシェアは80%強、民生用を含む全体でも40%を超えている